旅の記録

超効率よく和歌山スピリチュアル旅を楽しむ【3泊4日】3日目

3日目はいよいよ熊野三山めぐり!

今日はスピリチュアルづくしの日だね

和歌山スピリチュアル旅の3日目は熊野三山。

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社と付近の神社や自然を観て周る。

熊野三山では少し不思議な出来事に遭遇したので紹介したい。

超効率旅の鉄則

  • 早寝早起きで早朝から行動するべし!
  • レンタカーを駆使するべし!
  • 歩きやすい服装で行動すべし!
  • できるだけ荷物を減らすべし!

3泊4日—3日目

和歌山スピリチュアル旅も後半戦。

超効率旅では遅寝早起きなど無理をしていると、このあたりでガタが出てくるので注意が必要だ。

3日目は特に徒歩での移動が多いので、しっかりと食事をとって英気を養おう。

早朝の露天風呂で体をぽかぽかに

6時 起床。

眠い目を擦りながら、昨晩から気になっていた川沿いの露天風呂へ向かう。


川湯温泉の露天風呂は自然の中にそのままあり、壁も天井もない。

そのため、水着を着用して入浴するのがルールになっている。

水着は民宿で貸してくれるが、かなりバブリーなデザインなので、全身浴を楽しみたい方は早朝にひっそりと訪れることをおすすめする。


筆者は水着を着る勇気がなかったので、足湯をすることにした。

民宿から露天風呂へは徒歩2~3分。

橋を渡って川の対岸へ向かう。

橋の近くの石段を下りると、川を眺められる自然の中の温泉が。

早朝は外気が冷たかったので、温泉のぬくもりがうれしい。

最高の朝活ではないだろうか。

ヤタガラスがトレードマーク熊野本宮大社

8:30 民宿で朝食をとり、車で7分ほどの距離の熊野本宮大社へ。

駐車場は無料の「瑞鳳殿 駐車場」が便利だろう。

まず最初に待ち受けているのが158段の石段

朝のいい運動だと思って、登りきる。

石段の途中、熊野古道と繋がっている道を見ることができる。

熊野古道とは平安時代以降につくられた熊野へ参拝する道で、全長なんと1000km。

数多くのルートが存在し、徒歩で何日もかけて熊野三山を参拝する。

さすがに、そんな過酷な参拝ができるほどバイタリティがないので、ちらっと見学を済ませよう。

境内はピリッと静かで、全国4700社以上の熊野神社の総本社らしい荘厳とした雰囲気。

境内奥の御社殿は緊張感が漂い、ここが熊野の聖地だと実感できる。

御社殿の写真撮影は可能だが、あくまで霊験あらたかな聖地であるため、写真は私用にとどめてSNSなどへの投稿は控えよう


主祭神はスサノオノミコト。

境内ではヤタガラスのモチーフがそこかしこで見られる。

これは熊野は、ヤタガラスが神の使者として降り立った聖地だから。

ヤタガラスは導きの鳥として、サッカー日本代表のシンボルにもなっている。

ここで筆者は少し不思議な体験をしたので紹介したい。

不思議な体験記

御社殿をスマホで撮影をしていた時のこと。

急にスマホに設定していた壁紙が消え、黒字の壁紙が表示されたあと、パッと突然スマホの電源が落ち、再起動ができなくなってしまった。

充電は朝から十分にしていたし、スマホは買い替えたばかり。

こういったことは初めてで、どうすることもできず、とりあえず参拝を済ませて、御社殿を出る。

御社殿を出たところの広場でもう一度、再起動のボタンを押すと何事もなかったかのように起動したのだ。


それだけならただの偶然に思える。

しかし、次に参拝する熊野速玉神社でも同行者が同じ現象に遭遇し、境内を出るとスマホは回復した。

場所が場所なだけに、何かの力が働いたのかな…と感じざるをえなかった。

熊野本宮大社での所要時間は30分から40分ほど。

あなたも訪れるとなにか不思議な体験をするかもしれない。

神社情報

  • 熊野本宮大社
  • 住所…〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮1110
  • 電話番号…0735ー42ー0009
  • 営業時間…8:00~17:00
  • アクセス…温泉民宿 大村屋から車で7分
  • URL…http://www.hongutaisha.jp/
  • 御朱印…あり(手書き)

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

日本一大きな鳥居 大斎原

9:30 熊野本宮大社の参拝を終えたら、産田社、大斎原(おおゆのはら)と周ろう。

産田社は大斎原の道中にあり、熊野本宮大社から大斎原へは徒歩10分ほどの距離。

大斎原はかつて熊野本宮大社が建っていた土地だが、明治期の水害によって熊野本宮大社は現在の地に移築された。

現在、大斎原には日本一大きな鳥居(高さ約30m)や祠が建っている。

熊野の自然崇拝を感じさせる神秘的な空気が漂っている。

かつて大斎原に熊野本宮大社があったころは、現在の数倍の規模の社殿や敷地があったとか。

大昔、熊野本宮大社へ参拝した人々はどんな景色をみていたのだろうか。

新宮として愛される熊野速玉大社

11:00 熊野本宮大社から車で40分、熊野三山のひとつ熊野速玉大社へ到着。

熊野速玉大社の特徴的な点は、なんといっても鮮やかな朱塗りの社殿だろう。

古くは熊野本宮大社から川舟を使って熊野速玉大社へ参拝していたそう。


主祭神はイザナミノミコトとイザナギノミコト。

神倉山の巨石(次の目的地)を御神体としてから初めて社殿を建てたのが、この熊野速玉大社だったことにちなんで「新宮」という別の名を持っている。

地元の人は熊野速玉大社のことを「新宮」と呼ぶ。


境内に入ると、まず感じたのが活きいきとした雰囲気。

境内はそれほど広くはないものの、朱塗りの明るい社殿や大きなナギの木の存在が、そう感じさせるのだろう。


参拝後、門前で当日つきたての「熊野もうで餅」を購入した際、ナギの葉のお守をいただいた。

境内に生えるナギの木の葉は裂けづらいことから、縁が切れないお守りになるらしい。

神社情報

  • 熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
  • 住所…〒647-0081 和歌山県新宮市新宮1番地
  • 電話番号…0735ー22ー2533
  • 営業時間…8:00から17:00(授与所)
  • 駐車場…あり(無料)
  • アクセス…熊野本宮大社から車で40分ほど
  • URL…https://kumanohayatama.jp/
  • 御朱印…あり(手書き)

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

風情ある老舗で鰻に舌鼓

11:30 せっかく太平洋側に来たのだから、海のものが食べたい…ということで、旅の思い出にうなぎをいただく。

訪れたのは、熊野速玉大社から徒歩3分の距離にある「うなぎ料理 鹿六 新宮店」

この新宮店の建物は70年以上前の姿を保っており、これぞ老舗といった店構え。

味わい深い店内の意匠にも注目しよう。

木造の二階建て

店内は100年以上継ぎ足されているという秘伝のたれと、炭焼きの香ばしいかおりが充満している。

注文した「上鰻丼」(2,530円)(タイトル下写真)は白飯の中にも鰻が埋まっていて、大満足の逸品。

お吸い物には、うなぎの肝が入っている。

歴史を感じる店内で、香ばしい鰻に舌鼓を打とう。

店舗情報

  • うなぎ料理 鹿六 新宮店(ほかに本宮店も)
  • 住所…〒647-0005 和歌山県新宮市元鍛治町2丁目3−5
  • 電話番号…0735ー22ー2035
  • 営業日…月曜休み
  • 営業時間…11:00~14:00 / 17:00〜20:30(ラストオーダー20:00)
  • 駐車場…あり(10台)(無料)
  • アクセス…熊野速玉大社から徒歩3分
  • 予約可
  • URL…うなぎ料理 鹿六 - 和歌山県新宮市のうなぎ料理専門店 (unagi-shikaroku.jp)

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

偶然見つけた古社 阿須賀神社

12:30 熊野速玉大社の付近には、和歌山県の名産のみかんの直売所がそこかしこに見られる。

お土産と食後のデザートとして、みかんを1㎏購入。

試食をさせてくれる直売所が多いので、好みの味を吟味して購入しよう。


次の目的地、神倉神社へと車を走らせていると、青看板に「阿須賀神社」の文字が。

なんとなく思い付きで行ってみることにした。

境内の印象は、静寂ながら張り詰めた空気感はなく、和やな雰囲気。

時間の流れがゆっくりとしているように感じた。

阿須賀神社の主祭神はコトサカオノミコト。

熊野詣の際には熊野速玉大社のあとに参拝に訪れる人が多かったそう。

また境内からは弥生時代や古墳時代の遺跡や祭事道具が見つかっていることから、古くから信仰を集めていた土地だということがわかる。


神社の雰囲気が自分好みだったので、御朱印をいただく。

いただいたのは曲線が特徴的な御朱印で、阿須賀神社の柔らかな印象がそのまま表れているかのよう。

神代文字で書いていただける御朱印もあるのが非常に珍しい。

また、ネット上を探しても御朱印の受付時間はわからなかったが、境内にある資料館は9時から17時までなので、その時間内に行けば御朱印をいただける可能性は高いだろう。

神社情報

  • 阿須賀神社(あすかじんじゃ)
  • 住所…〒647-0022 和歌山県新宮市阿須賀1丁目2−25
  • 電話番号…0735ー22ー3986
  • 駐車場…あり
  • アクセス…うなぎ料理 鹿六、熊野速玉大社から車で4分

最新の情報は電話での確認を推奨

神倉神社の巨石に圧倒

13:00 阿須賀神社への参拝を終え、神倉神社へ向かう。

神倉神社は熊野速玉大社の摂社という扱いなので、御朱印は熊野速玉大社で受けることができる。

神倉神社で有名なのが山上の巨石だが、この巨石こそ熊野速玉大社のご神体で、熊野速玉大社ができるより以前から信仰されている(自然信仰)。

鳥居から巨石のある本殿までは、急勾配をゆっくり上って10分ほど。

途中険しい石段の部分では、手も使って登らなくてはならない。

雨天の場合やご年配の方の場合は、あまり上るのをおすすめできない

鳥居の前に賽銭箱が置いてあるのはそのためだ。

もしも本殿まで上っていく場合は、履きなれた運動靴と動きやすい服を着て行くことを強くおすすめする。


本殿に到着する頃には、ジワっと汗がにじみ、自然の壮大さをその身で体感することになるだろう。

本殿で手を合わせ、ふと左を見ると、最高の景色が。

眼下には新宮の町並みと太平洋が見える。

爽快!

神社情報

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

大滝に息をのむ熊野那智大社

14:30 ついに熊野詣のゴール地点の熊野那智大社に到着。

山上に社殿があるため、到着まで坂道や階段が多いのがこの神社の特徴。

駐車場は神社の駐車場、近隣のお土産店の駐車場など、いくつもあるがおおよそ400円から800円の価格帯になっている。


筆者は駐車場を現地で選ぼうと車を進めていると、ご婦人がものすごい勢いで手招きしてくるので駐車してしまった。

降りて駐車料金を払うと「帰りに一人ひとつでもお土産を買ってって」とのこと。

困ったことにならないために、不快な思いをしないためにも、事前にGoogleマップで停める駐車場を決めておいたほうがよさそうだ。

気を取り直して、駐車場から熊野那智大社まで石段を登っていくと、鮮やかな朱塗りの社殿と背後には最高の景色が。

熊野那智大社は主祭神をイザナミノミコトとし、那智の大滝をご神体とする自然信仰の神社。

熊野那智大社に隣接する那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)からも熊野信仰の特徴的な神仏習合がみられる。

御朱印

熊野那智大社→ 那智山青岸渡寺→三重塔と観て、最後に那智の大滝のある飛瀧神社(ひろうじんじゃ)へ向かう。

飛瀧神社の鳥居をくぐると巨大な木々左右に並び立ち、次第に轟音が近づいてくるのがわかる。

少し歩いてあたりが開けてくると、想像よりもはるかに高所から凄まじい勢いで滝が流れ落ちるのが見られる。

息をのむほど圧倒され、しばらく立ち尽くしてしまう。

古の人々がこの大滝を信仰したくなる気持ちがよく分かった。

たっぷりのエネルギーを吸収して帰ろう

熊野那智大社~那智の大滝までの所要時間は1時間ほど。

御朱印は熊野那智大社だけでなく、飛瀧神社でもいただける。

神社情報

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

県民推しのラーメンで腹ごしらえ

19:00 高速道路を利用し、快適に熊野那智大社から和歌山市方面へ帰ってきた。

たくさん歩きまわったので、すっかりお腹が空いていた。

前日の宿で現地の人に和歌山ラーメンのおすすめの店を聞いていたので直行する。


訪れたラーメン屋は「中華そば 丸田屋 岩出本店」

和歌山ラーメンといえば、テーブルの上に置いてある寿司とラーメンを一緒に食べる風習が特徴的。

寿司は鯖の寿司であることがほとんどで和歌山では早寿司と呼び、会計時に自己申告するシステム

ほかにもテーブルにゆで卵が置かれている店もある。

ラーメンのしょっぱさを早寿司の酸味でリセットして、またラーメンをすする…このループがたまらなくクセになる。

店舗情報

  • 中華そば 丸田屋 岩出本店
  • 住所…〒649-6248 和歌山県岩出市中黒632−1
  • 電話番号…0736ー63ー1245
  • 営業日…月曜休み(祝日の場合は翌火曜日)
  • 営業時間…11:00~15:00/17:00〜22:00 
  • 駐車場…あり
  • アクセス…和歌山駅から車で20分、熊野那智大社から車で3時間
  • URL…https://www.chukasoba.com/tenpo

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

サウナに寝湯に壺湯に…極楽 幸の湯

出典:photo AC

20:00 食事を終え、宿に向かうのも良いけど、せっかくならご当地の銭湯や温泉に入りたい…と考え調べると、すぐ近くに温浴施設を発見。

「極楽温泉 幸の湯」は食事処や漫画コーナーなどが設置してあるので、時間のある時はゆったり過ごせそう。

入浴料は大人700円(2024年2月現在)にも関わらず、広々としたスタジアムサウナや寝湯、壺湯、何種類もの露天風呂や漢方薬風呂など、とにかくリラクゼーションに特化している。

最高の気分で温泉を後にすると、温泉の敷地内に31アイスクリームが。

食べないわけにはいかない、と入浴後のアイスをほおばる。

至福のひと時を過ごした。

店舗情報

  • 極楽温泉 幸の湯
  • 住所…〒649-6245 和歌山県岩出市中島858
  • 電話番号…0736ー63ー1126
  • 営業日…毎日
  • 営業時間…10:00~24:00(31アイスクリームは21:40まで)
  • アクセス…和歌山駅から車で23分、中華そば 丸田屋 岩出本店から車で2分
  • URL…https://sachinoyu.jp/

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

センスの塊 Guest house RICO

22:00 今日の宿泊先Guest house RICOにチェックイン。

建物はかなりレトロで、どこかノスタルジックなイメージ。

築50年以上のビルをリノベーションしているらしい。


入ってみるとセンス良く配置された家具や雰囲気の良い間接照明などが目に入る。

ゲストハウスだけでなく、バーやカフェ、コワーキングスペースなどでも利用できるそう。

カウンターではチェックインのほか、地元のおすすめのお店や観光地を紹介してくれる。


一通り説明を受けて部屋に入る。

部屋のタイプはドミトリーや完全個室があるが、今回は完全個室にした。

リノベーションならではの暖かさや、居心地の良さが感じられ、やはりインテリアのセンスが抜群。

今日は早朝からたくさん動き回ったので、ゆっくり休むことにしよう。

店舗情報

  • Guest house RICO
  • 住所…〒640-8111 和歌山県和歌山市新通5丁目6 ユタカビル
  • 電話番号…050ー3529ー6550
  • チェックイン…16:00~22:00
  • チェックアウト…~11:00
  • アクセス…和歌山駅から車で5分、幸の湯から車で25分
  • URL…https://www.guesthouserico.com/

最新の情報は上記URLや電話での確認を推奨

超効率よく和歌山スピリチュアル旅を楽しむ【3泊4日】 3日目のまとめ

3日目は熊野三山を効率よく網羅した。

「効率よく」と言いつつも、程よくゆとりがあるので一か所一か所を割りとじっくり見て周るプランになっているだろう。

4日目はいよいよ最終日。

帰路につく前にも、効率よく旅を楽しむプランが残っているので、ぜひ参考にしてほしい。


2日目の模様はこちら👇👇

4日目の模様はこちら👇👇

1日目の模様はこちら👇👇

-旅の記録